虫歯は、ミュータンス菌という細菌が引き起こす感染症です。ミュータンス菌は、生まれたばかりの赤ちゃんのお口には存在しませんが、親と箸やスプーンを共有したり、熱い物をフーフーと冷ましてあげたりすることで感染します。生後10カ月から31カ月の間は特に感染しやすいといわれているため、注意が必要です。
ミュータンス菌は、砂糖を多く含む食品の摂取で増殖します。ミュータンス菌などお口の中の細菌は、食べ物のカスを栄養源に食後8時間で歯垢になるといわれています。ミュータンス菌が歯垢に棲みつくと、糖分を栄養にして酸を出し、歯の表面にあるエナエル質を溶かします。これが虫歯のはじまりです。