インプラント治療とは
失ったご自身の歯を人工的に再現する治療法です
歯を失った場合の治療法として、入れ歯、ブリッジ、インプラント等の治療法があります。それぞれの治療法にはメリット、デメリットがありますが、近年インプラントを選択される方が増えています。
このインプラント治療とは、あごの骨のなかにチタン製の人工歯根（インプラント体）を埋めこみ、それを土台として人工の歯をかぶせる治療法です。ご自身の歯に近い感覚で食事や会話を楽しむことができ、自然な見た目で使用時の違和感の少ない治療法です。
↑動画の再生はコチラから
当院採用のインプラントシステム
インプラント治療は、現在世界中で多く行われており、数多くのインプラントメーカーが存在します。そのなかでも特に世界で多くの臨床実績をもち、科学的根拠が確立されているノーベルバイオケア社のインプラントシステムのみを当院では採用しております。また同社純正のシュミレーションソフトウェア「DTX Studio™️ Implantソフトウェア」を使用し診査・診断・治療計画の立案を行い、X-ガイドを用いた「ダイナミック・ナビゲーションサージェリー」や、サージカルテンプレートを用いた「ガイデッド・サージェリー」を使用し、患者様の安心・安全を第一に考え治療をおこなっております。
インプラント治療のメリット・デメリット
歯を失った部分の治療法として、ブリッジや入れ歯などインプラント治療以外の選択肢もあります。それぞれの治療法のメリット・デメリットを十分考えていただけるよう、当院では治療についての説明を丁寧に行い、患者様にご理解いただけるよう努めています。ご納得いただいた上で治療を進めてまいりますので、安心して、お気軽にご相談ください。
メリット
- 自分の歯ような感覚でしっかりと噛むことができる
- 咬み合わせ維持に優れている
- 審美的に優れており、ご自身の歯に近い見た目になる
- あごの骨がやせるのを防ぐ
デメリット
- 自由診療のため治療費が高額
- 骨の条件によっては治療期間が長くなる
- 手術が必要になる
- インプラント周囲炎という歯周病のような病気のリスクがある
インプラント治療は医院選びが大切です
インプラント治療は、どの歯科医院でもできる治療ではありません。外科的な処置を伴うため、豊富な経験と技術を持つ歯科医師でなければ難しい治療だといえます。加えて、充実した設備も必要だと考えております。
当院では、これまで数多くのインプラント治療に従事してきた院長自身が執刀し、責任を持って治療いたします。ご不安があるときは、ご遠慮なくお尋ねください。
インプラント治療例
インプラント治療1本の場合
周囲の歯を削ったり、傷つけたりすることなく、歯を失った場所にインプラントを植立します。先天的に歯が少ない方や事故などで歯を失った方の治療にも有効です。
複数本インプラント治療を行う場合
インプラントを適切な位置に植立し、ご自身の歯のように噛む機能性だけでなく、自然な見た目を再現する治療として有効です。
総入れ歯などの方にはAll-on-4などで対応することも可能です。
当院でのインプラント治療の特徴
当院ではインプラント手術を行う全ての症例において「DTX Studio™️Implantソフトウェア」を用いて診査、診断、治療計画の立案をおこなっております。
これにより、患者様の術前の解剖学的危険部位の把握、骨密度や骨量の把握をし、骨の状態に合わせたインプラント体の選択、および直径・長さ、植立位置の決定が可能となります。その上でさらに当院では症例に応じて、以下の２つの手術方法から選択いたしております。
X-ガイドを用いた「ダイナミック・ナビゲーションサージェリー」
DTX Studio™️Implantソフトウェアとリンクし、患者様のCTデータをもとに計画したインプラント手術を行うシステムで、リアルタイムにインプラント埋入部位の解剖学的情報を術者に明示し、骨内に入っているドリルの先端の位置や、インプラントの位置を3Dでナビゲートするシステムです。後述するサージカルテンプレートを用いた「ガイデッド・サージェリー」に比較し、より安心・安全で正確な手術を行うことができます。
↑動画の再生はコチラから
サージカルテンプレートを用いた「ガイデッド・サージェリー」。
患者様のCTデータをもとにDTX Studio™️Implantソフトウェア作製したサージカルテンプレートを用いたインプラント手術を行うシステムで、術前に計画をした位置にインプラントを植立する手術ができるシステムです。従来の手術法に比較し、サージカルテンプレートを用いることで安心・安全な手術を行うことができます。
これらの手法を用いることで手術時の神経損傷や、インプラント埋入位置の不良、術後のインプラントに装着する歯の形態不良、メンテナンス困難な状態等のインプラント治療におけるリスクの回避、軽減につながります。
近年サージカルテンプレートを用いたインプラント手術の普及には目覚ましいものがあります。今では国内、海外どのメーカーでもサージカルテンプレートのシステムを採用しております。しかしながら当院で採用しているインプラントメーカー、「ノーベルバイオケア」社はその中でも最初にこのサージカルテンプレートを用いたガイデットサージェリーを開発した、インプラント治療におけるリーディングカンパニーであります。数多くのガイデットサージェリーの論文が報告されておりますが、この会社のガイデットサージェリーについての論文に裏付けされたものが一番多く報告されています。新しいものが全てではございませんが、科学的根拠に基づいた治療法をいち早く世に出すことができる信頼のおけるメーカーのインプラントシステムを当院では採用いたしております。
また当院では患者様の骨の状態や、咬み合わせ、患者様の希望等により、All-On-4®︎に代表されるインプラント埋入手術当日に歯を入れる「即時荷重処置」、抜歯した当日にインプラントを埋入する「抜歯即時埋入処置」など様々な治療方法に対応いたしております。
↑動画の再生はコチラから
「DTX Studio™️Implantソフトウェア」を用いたインプラント治療の流れ
1診査診断及び治療計画の立案
お口の中の状態の診査、診断を行い、必要な治療（歯周病の治療や虫歯の治療など）と並行して、レントゲン及びCT画像をDTX Studio™️Implantソフトウェアに取り込み、治療計画を立案します。
2準備
その治療計画のデータをもとに、X-ガイドを用いた「ダイナミック・ナビゲーションサージェリー」、またはサージカルテンプレートを用いた「ガイデッド・サージェリー」の準備をしていきます。
3手術
前述した方法にてインプラント埋入手術を行うわけですが、歯肉や骨、咬み合わせの状況、患者様の希望等により手術当日に仮歯を装着できる場合があります。
料金（インプラント 完全自費診療）
（基本料金）使用するインプラントの本数、上部構造(被せ物)の種類、本数により料金が異なります。
| インプラント埋入手術 | 1本¥330,000 |
|---|---|
| X-ガイドまたはサージカルガイド | 1装置¥110,000 |
| 上部構造（被せ物） | 1本¥55,000（金属）〜 ¥132,000（セラミック） |
料金は税込み金額です。
（特殊症例料金）
| All-on-4® | ¥2,750,000〜¥3,850,000 （内容によって異なるためご相談下さい ） |
|---|
料金は税込み金額です。
（追加費用）必要な場合のみ
| GBR骨補填材併用 | ¥55,000〜¥220,000 （内容によって異なるためご相談下さい ） |
|---|---|
| 上顎洞底挙上術（二回法）、骨のない場合の難症例加算 | ¥165,000 |
料金は税込み金額です。
保証
当院では患者様が安心してインプラント治療に取り組んでいただけるよう、当院規程に沿った患者様には以下の保証制度期間を設けさせていただいております。
- インプラント本体 10年保証
- インプラント上部構造(被せ物) 5年保証
＊保証制度とは、インプラント本体、上部構造(被せ物)の破損修理、無料再製作のことで、返金制度はございません。また骨がない場合には入れ歯、ブリッジ(無料製作)にて対応させていただきます。
＊以下の規定を満たしていただくことが保証制度の対象となります。
当院規程
- 日常のしっかりとしたブラッシング及び、歯間ブラシ等の補助清掃器具の使用の徹底。
- 日常的な嗜好食品、特に固すぎるものの常用的な摂取を避けること。
- 最低４ヶ月に一度の定期検診。
- インプラント治療後に不具合を感じたままの長期使用。
治療実績
研鑽を積みインプラントの新しい技術で治療
インプラント治療は先進的な医療であり、とても専門性の高い治療です。その一方で、歯科医師であれば誰でもインプラントの執刀を許されているという現場でもあります。だからこそ患者様がインプラント治療を検討される際には、担当する歯科医師の経験や実績をご確認されることが重要だといえます。
当院では、すべてのインプラント治療を院長が担当し、ご相談の段階から治療完了まで責任を持って行います。外部の歯科医師には委託をいたしておりません。
また院長は、インプラント治療に長く注力されてきた医療法人慈皓会 波多野歯科院に8年間勤務。その後、数々の研修会や勉強会に参加して研鑽に努め、日々新しい知識や技術を修得するようにしております。
インプラント治療実施経験年数27年（2023年現在）
豊富な症例数と経験値
インプラント治療に臨まれる患者様の状態は、お一人おひとり異なります。治療に必要なインプラントの本数、あごの骨の状態、全身の状態などさまざまです。また、他の医院様でインプラント治療を受けた患者様が「経過が悪い」「いつまでも痛い」「口腔内に違和感が残る」と、当院へ駆け込まれるケースもあります。当院では、こうした多様な症例に向き合い、様々なインプラント治療を行ってまいりました。
患者様の全身状態によってはインプラント治療前に、必要に応じて連携病院や施設での全身の検査・治療も行います。また手術に不安な患者様、全身疾患を抱えた状態での手術に不安な患者様には歯科麻酔科医と連携した静脈内鎮静法下での手術も可能ですので、ご不明点やご不安な点は、ご遠慮なくお尋ねください。
入れ歯やブリッジとインプラント治療の比較
歯を失った場合、これまでの治療では、失った歯の本数に応じてブリッジにしたり、入れ歯にしたりする方法が一般的でした。そのなかで、第三の治療法として登場したのがインプラントです。
インプラント治療は、ブリッジや入れ歯のデメリットを解消することも可能ですが、一方ではインプラント治療にもデメリットは存在し、逆に入れ歯やブリッジでのメリットもあります。
それぞれの治療方法の特徴をご理解の上、ご自分のライフスタイルに合わせて総合的にご判断されることをおすすめします。ご不明な点のご相談も承ります。まずはお電話ください。
インプラント治療
あごの骨にインプラント体を植え、その上に人工の歯をかぶせる治療。1本から複数本でも治療が可能。
メリット
- 自分の歯と同じような感覚でしっかりと噛むことができる
- 審美的に優れ、天然歯と変わらない見た目になる
- あごの骨がやせるのを防ぐ
デメリット
- 治療ができないケースもある
- 自由診療のため治療費が高額
- 治療期間が長くなる
- 手術が必要になる
- インプラント周囲炎という歯周病のような病気のリスクがある
ブリッジ
失った歯の本数が少ない場合、両隣の歯を土台にして、橋をわたすように人工の歯をかぶせる治療法。
メリット
- 自分の歯とほとんど同じ感覚で噛める
- 固定されるので違和感を覚えることがない
- 治療期間が短い
- 保険で治療することも可能
デメリット
- 土台にする健康な歯を削る必要がある
- 土台にする歯に負担がかかる
- 金属の冠が見えることがある
- 削った歯のリスク（虫歯、歯周病など）が高くなる
- 歯のない部分の骨がやせることがある
- 歯肉の退縮により、隙間ができたり、継ぎ目が目立つようになる。
料金：（ブリッジ 自費診療の場合）
印象料金 ¥3,300 または¥5,500（印象材、印象方法により異なる）
| フルジルコニアクラウン | 1本 ¥33,000〜¥55,000 |
|---|---|
| オールセラミッククラウン | 1本 ¥77,000〜¥110,000 |
1本あたりの税込金額、本数分必要。異種材料との連結はできません。
保証期間：５年（但し以下の規定を満たしていただくことが保証の対象となります。）
料金は税込み金額です。
当院規程
- 日常のしっかりとしたブラッシング及び、歯間ブラシ等の補助清掃器具の使用の徹底。
- 日常的な嗜好食品、特に固すぎるものの常用的な摂取を避けること。
- 最低４ヶ月に一度の定期検診。
- 治療後に不具合を感じたままの長期使用。
＊保証制度とは、再治療にかかる被せ物の無料再作製、破損修理のことで、返金制度はございません。
入れ歯
部分的に失った歯だけを入れ歯にする部分入れ歯と、全部歯を失ってしまった場合の総入れ歯がある。あごの骨の状態や健康状態に左右されず治療ができる。
メリット
- 外科的処置の必要がなく、噛む部分を改善できる
- 保険適用なら費用が抑えられる
- 製作期間が短い
- 修理ができる
- 取り外して洗える
デメリット
- 土手(歯ぐき)の上に装着するので噛み締めるたびに動いたり、沈んだりして咬み合わせの支えになりにくい。
- 動くことでこすれて痛みが起こることがある
- 違和感を感じ、喋りにくくなることもある
- 調整が必要になる
- 金属のバネがみえることがある
- 食事中や会話中に外れることがある
料金：（入れ歯 自費診療の場合）
印象料金 ¥3,300 または¥5,500（印象材、印象方法により異なる）
| 片顎 | ¥165,000〜¥495,000 |
|---|
料金は税込み金額です。
＊歯のない本数、義歯の材質により費用が変わります。
料金は税込み金額です。
- コバルトクロム床義歯
- チタン床義歯
- 金床義歯
- 白金化金床義歯
- ノンクラスプ義歯
シリコーン製入れ歯による治療
心地よくフィットする入れ歯コンフォート
これまでの入れ歯は、プラスチックでできていたため固く、噛んだときに痛みが出たり、噛みしめることができなかったりと多くの問題がありました。また、外れやすいこともあり、多くの患者様にとってストレスになっていました。
こうしたデメリットを改善したのが、シリコーン製の入れ歯コンフォートです。コンフォートは、入れ歯の歯肉にあたる部分を生体用シリコーンというクッション材で覆っているため、やわらかくフィットします。硬いものでも食べられるようになり、密閉性や耐久性を兼ね備えた「噛みしめられる入れ歯」として注目されています。もちろん、外科的な処置も必要ありません。
コンフォートの特徴
コンフォートに使われている生体用シリコーンは、血液や体液によって変形することがなく、アレルギーや炎症などの反応を起こさないことから、医療現場で広く利用されてきた素材です。
柔軟性と弾力性に優れているため装着感もよく、外れにくいという特徴を持ちます。入れ歯の素材として、まさに理想的といえるのです。
コンフォートのメリット・デメリット
コンフォートは自由診療になるため、メリットとデメリットをお考えの上、ご検討ください。
メリット
- 痛みがなく、よく噛める
- 外れにくい
- 外科手術の必要がない
- オーダーメイドでつくられる
デメリット
- 工程が多いため、通常の入れ歯より製作時間がかかる
- 日々の清掃に注意が必要
- 費用がかかる
料金：（コンフォート 自費診療の場合）
印象料金 ¥3,300 または¥5,500（印象材、印象方法により異なる）
| 基本加工料金 | ¥165,000 （内容によって異なるためご相談下さい ） |
|---|
但し別途義歯費用が必要になります。
料金は税込み金額です。